ちょっとお腹周りのお肉が気になるから、家でできる程度の筋トレやってみようかなー
と思っている方はいませんか?
結論、実は筋トレでは脂肪は減らないんです。 意外ですよね。
今回はその理由や脂肪のメカニズムについて解説していきます。
意外と詳しく知らない脂肪とは?
「脂肪はお腹について煩わしく、取り除きたいもの」
という印象はあっても、脂肪についてしっかりと理解している方は少ないのではないでしょうか。
一緒に改めて「脂肪」について知っていきましょう!
そもそも脂肪って?
脂肪とは、人間の体の中に蓄積されるエネルギーの一部であり、食事などを摂取することによって得たエネルギーが溜まっていきます。
脂肪は大きく分けて「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類が存在します。
皮下脂肪は皮膚の下に、内臓脂肪は腹部の内臓付近に蓄積されます。
人間のエネルギーの貯蔵法を知ろう
人間は食料を採取できなくなった時のために、過剰なエネルギーを保存しておくというように進化しました。
脂肪は人間のエネルギー保存方法としてとても適しており、少ない容量で多くのエネルギーを貯めることができます。
はるか昔から寒さや飢えを乗り越え、現代まで人間が生きていられるのは、この機能のおかげと言っても過言ではありません。
その機能が悪い方向に。
ただ、現代には多くのカロリー過多の食事が存在します。
人間の機能は脂肪をつけたくないといった思いは知りませんから、取り込まれた糖質などはどんどんと脂肪に変換されていきます。
結論、単純に脂肪がつき過ぎてしまう原因は、エネルギーの過剰摂取です。
摂取したエネルギーの分だけ脂肪はついてしまうため、お腹周りのお肉に繋がってしまいます。
筋トレで脂肪は減らない!
もう一つのエネルギー貯蓄法「糖質」
実は人がエネルギーを溜める方法としては、脂肪の他にもう一つあるんです。
それが「糖質」。
糖質は、グルコースが多数結合してできるグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄積されます。
ですが糖質は脂肪と比べて貯めることのできるエネルギーの量が少ないです。
体もそれを理解しているため、糖質よりも脂肪を積極的に貯めるようになっています。
筋トレで使われるのは糖質
筋トレをすることによって使われるエネルギーは、糖質から来ます。
筋トレによってお腹周りなどについた脂肪が使われることはほとんどないそうです。
そのため、多くの方が考える「筋トレをすれば痩せる」という考えは間違っていると言えます。
有酸素運動もコストパフォーマンスが低い
また、痩せるためにはランニングやウォーキングなどの有酸素運動が良いと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
その考えは間違ってはいませんが、コストパフォーマンスが悪いのは事実です。
参考:DIAMOND online『「筋トレを頑張っても体脂肪は減らない」ほとんどの人がカン違いしている残酷な事実』より
マックのチーズバーガーを例に解説
マクドナルドのチーズバーガーは1個307㎉ですが、307㎉を消費するために体重が80kgであれば1時間15分程度歩かなければいけません。
引用:kisan「ウォーキングの消費カロリーの計算」より計算
これにサイドメニューやドリンクを付けたら必要な時間はさらに伸びます。
これを一日三食と考えると、もう考えるのもやめたくなります。
お酒を日常的に飲む方は、もう痩せるための有酸素運動は考えないようにしましょう笑
運動が好きな方や少しでも痩せたい方は全くの無駄ではないためおすすめですが、痩せるのであれば単純に摂取量を減らすことが望ましいです。
脂肪を減らすためにできることは?
人に脂肪がつく原理はとても単純です。
摂取したエネルギーのうち、消費されなかった分が脂肪になります。
そのため脂肪がつく=摂取エネルギーと消費エネルギーにギャップがあるということです。
摂取カロリーを減らしましょう
結論、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることで、脂肪が減り、痩せていきます。
先ほど有酸素運動のパートで解説した通り、消費カロリーを増やすことはとても大変です。
より手っ取り早いのは摂取カロリーを減らすことです。
一杯のラーメン、一缶のビール、毎日の積み重ねで摂取カロリーは確実に減らすことができます。
一気に減らそうとしない!
ですが最初から一気に食事量を減らしたりお酒の摂取量を減らすことは得策とは言えません。
最初は張り切って出来ますが、段々とモチベーションが低下し、ストレスにも繋がってしまいます。
ストレスから暴飲暴食に走ることは、本末転倒となってしまいます。
無理のない範囲で少しずつ食事量を減らしていき、摂取カロリーを確実に減らしていきましょう!
おわりに
筋トレによって使われるエネルギー源は、脂肪ではなく体内に蓄積された糖質なんです。
筋トレで脂肪が減らないことは意外ですよね。
では脂肪を減らすためにはどうしたらいいか。単純です。
摂取カロリーを減らすことです。
無理のない範囲で、あくまで少しずつ、摂取するカロリーを減らして理想の体型にt近づいていきましょう!